2日間の徹底実技講習会          [片麻痺患者様の体幹機能と基本動作能力の再獲得について学ぶ!!】回復期編

2018年5月19/20日、兵庫・尼崎にてセミナー講師を務めてまいりました。

初日・19日は体幹機能について
なぜ「抗重力位での身体を保持する必要」であるのか、ひもときながら
重力・支持基底面の関係やその反応について
実技を交えながら実施いたしました。

2日目・20日はより臨床をイメージし、患者さんの病態像を確認しながら
「認知面を初めとする急性期から引き続き見られる問題点、」
「急性期の問題点がクリアにならず、その結果、新たに獲得する問題点」
を中心にレクチャーいたしました。

 

今回のセミナーではテーマを踏まえた上で
現在、取り組んでいる「普遍的な考え方を臨床に応用する」ことを念頭にいれました。
例えば、「重力」
「重力」があるから、体重を認識します。
重力は地球の内側に向かっているので、上下がわかる「空間認知」につながります。
空間認知を保つためには「重力下での姿勢保持」が必要になります。
・・・といった具合です。IMG_5715

その上で今、私が、リハを考える上で大切にしているのが「個別性」
「身長・体重といった体つきの違い」
「性格・好みといった心の持ち方の違い」
そして
「性別の違い」・・・
やっぱり、好みって大事だと思います。
実際の生活でも、好きな服は何度も着るけど、自分に合わないものは全く着ないですよね?

 

最後に
PNFのインストラクターを目指している自分にとって
「PNFとは」を指導していくことが求められるけど
今の自分の考え方に至ったのも
キティー、ベネディクト、マーセルといったPNFシニアインストラクターの
「PNFに対する考え方」が大きく反映されています。

PNFの「哲学・基本原理/手順・テクニック」といった基盤となるものは変わらないけど
それぞれのインストラクターが違う知識・経験をもっていることが
「PNFをいうコンセプトの多様性を生み出す」と個人的には解釈しています。

まだまだ修行中の身ですので
自分の意見をシニアの前で述べるのはおこがましいのですが
いつかあのようになりたい…
まだまだ「だれが食べてもおいしいと思ってもらえるセラピー」の探求はつづきます。

さて、次回のEpochセミナーはシリーズ最終回
「9月16日㈰ 歩行」を中心にお話しいたします。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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